買取保証付き仲介売却とは?メリットやデメリット、注意点をご紹介します!

お役立ちコンテンツ



買取保証付き仲介売却
不動産は売却までの時間がかかるほど価格が値下がりするのが一般的です。
仲介売却で不動産売却をしようとしたものの、なかなか買い手がつかないと「売れ残り物件」となってしまいます。
売れ残り物件になってしまうと、本来の相場よりも大幅に価値が下がり格安での売却になってしまうことも。

そこで、売れ残りになる前に確実に不動産を売ることができるのが「買取保証付き仲介売却」です。

今回は買取保証付き仲介売却のメリットやデメリットだけでなく、注意点、買取保証付き仲介売却がおすすめの人を解説します!
ぜひ最後までご覧くださいね。

1.買取保証付き仲介売却とは?


買取保証付き仲介売却 流れ 価格 とは

買取保証付き仲介売却とは不動産会社と取り決めた一定の期間は仲介売却で販売活動をおこない、その期間内に買主が見つからなかった場合は不動産会社に買い取ってもらうシステムのことです。

少し特殊な方法のように見えますが、一般的な仲介売却と流れはほとんど変わりません。
段階としては以下の通りです。



【買取保証付き仲介売却の流れ】
①不動産会社に買取保証付き仲介売却を依頼する
②売却したい不動産を査定してもらう
③買取保証の申込をおこない媒介契約を結ぶ
④仲介売却として販売する期間を設定する
⑤取り決めた期間内で不動産会社が販売活動をおこなう
⑥買主が見つかった場合→不動産会社に仲介手数料を支払い売買契約を締結、売却
 買主が見つからなかった場合→不動産会社に売却する



以上が買取保証付き仲介売却の流れとなります。
一般的な仲介売却と違う点としては、買取保証の申込みや販売活動の期間を設定することです
仲介売却と同じで、不動産の査定や媒介契約の締結、買主が見つかった場合に仲介手数料を支払う点や売買契約を締結し売却するという点も同じですよね。


販売活動の期間については売主の条件によって様々で、一般的には1か月~3か月、最も多いのは2か月前後です。
そして前述したようにこの期間内で売却できなかった場合は、不動産会社に買取してもらいます。


一般的には査定額の約110%~115%が販売開始価格となります。
そこから一定期間ごとに値下げをおこない、実際に仲介売却で最も成約することが多いのは販売開始価格から5~7%安くなってからが多いです。
成約せず買取になった場合は査定額の約80%で買取になるので、仲介売却での早めの成約が売主にとって利益が多い取引になります。


下記にて価格例を記載しておりますので、よかったらご参考くださいね。



【価格例】
査定額が4,000万円の場合
査定額…4,000万円
販売開始価格…4,400~4,600万円
仲介売却で成約することが多い価格…4,092~4,370万円
買取額…3,200万円



2.買取保証付き仲介売却のメリット


買取保証付き仲介売却 メリット
買取保証付き仲介売却のメリットは主に5つあります。
一つずつご紹介していきます!

①仲介売却で売れる可能性がある


まずメリットの一つ目としては、買取を保証された状態で仲介売却にチャレンジできることです
不動産買取は市場価値より低く買い取られますが、仲介売却では市場価格で売却することができます。
しかし仲介売却ではデメリットとして「いつ売れるのか」「いくらで売れるのか」が確定していないことが挙げられます。


期間内で売れなかったら不動産買取にはなってしまいますが、確実に売却できることを踏まえて市場価格での売却も狙えるのは非常に大きなメリットです。
さらに仲介売却の期間中でも特に早い段階で買い手がつけば、前述したように査定額の約110%~115%と高額での売却ができます。
手取り額に大きな差が出るので、売主としてはとても嬉しいですよね。



ほかにも締結する媒介契約が「専任媒介契約」であれば、買主の自己発見と取引が認められています
売主が自分で物件の購入希望者を見つけた場合は、仲介手数料は必要ありません。

媒介契約についての詳しい解説は以下の記事でしているので、よかったらご参考くださいね。
媒介契約はどれがいい?メリット、デメリットやおすすめの契約を紹介します!




②確実な現金化で資金計画が立てやすい


次にメリットといえるのが、必要な日に確実に現金化できることから資金計画が立てやすいことです。


仲介売却ではタイミングや営業マンの実力によっては買い手がつきづらいこともあり、そうすると売り出し価格を下げなければ成約は難しいです。
いつまでも売却が決まらず買取よりも安い価格での売却になってしまうケースもあります。


一方の買取保証付き仲介売却は、売主が不動産会社と期間を決めて販売活動をするシステム。
自分で買取の日程を調節できるほか、売れ残ってしまう不安を抱えながら販売活動をしなくても良いというのも、買取保証付き仲介売却の大きな利点と言えるでしょう。


最終的に不動産に買い取ってもらうことから、最低限手元に入るお金と時期があらかじめ確定しています。
このことは買い替えをする場合にも役立ちます。


というのも旧居売却によるお金の最低額が決まっているので、新居の購入価格の計画も立てやすいですよね。
さらに買取が保証されていることから、住宅ローンやつなぎ融資の審査にも通りやすいのも魅力です。



また、仲介売却では買主候補の購買意欲を高めるために、物件の条件によってはリフォームや取り壊しをしてから売るというケースもあります。
この修繕費などは基本的に売り出し価格に加味されておらず、売主のお金でおこないます。


つまり仲介で売却できたとしても、売却価格から仲介手数料や修繕費などを引いた額しか手元に残りません。
しかし買取保証付き売却では修繕などをおこなう必要はありません
不動産会社は買い取った後にリフォームなどをおこなう前提として査定価格を算出しているからです。



③【買取になった場合】仲介手数料が不要


一般的な売却の場合は、必ず不動産会社が買主と売主を仲介するので仲介手数料が発生します。
しかし買取保証付き仲介売却において、もし期間内に仲介売却で成約できず買取になった場合は仲介手数料は不要です。


仲介手数料の計算方法は「売却価格×3%+6万円」です。
さらにその仲介手数料にも消費税がかかります。


例えば4,000万円の物件が成約した場合は138万円支払う必要があります。
具体的な数字で計算してみると、案外大きな金額であることが分かりますよね。


ここで、「仲介売却だけを依頼し売れ残ってしまった場合」のことを考えてみましょう。
売れ残りに応じて売り出し価格を値下げしていき、いつ売れるかも分からないままです。
さらに成約できても市場価格よりも低い値段になり、仲介手数料も発生します。


人気物件などは売れ残りになる可能性はほぼありませんが、そうでない物件ではこういったことは十分に起こり得ます。
もし自分の所有する不動産が買い手の好みが分かれる条件の場合は、潔く即時買取や買取保証付き仲介売却にするのがおすすめですよ。



【買取になった場合】契約不適合責任免責中に荷物等を残すこともできる


通常の仲介売却では、売却から3か月の間に不動産に大きな欠陥が見つかった場合に売主が補償するという契約不適合責任が発生します。
仲介売却の期間中に成約できれば買取よりも高く売却することができますが、契約不適合責任を果たす3か月後までは安心できませんよね。


しかし不動産買取になった場合は、契約不適合責任が免除されるので買取後にトラブルが起こることはありません


さらに不動産買取では室内状況を問われることがないので、荷物を残しておくことも可能です。
引っ越しの際に不用品や家具の処分などの荷物整理をしなくてもいいため、手間が省けて売却のコストが少なくなることも大きなメリットでしょう。


もし売却後の契約不適合責任に問われたくない人は、買取保証付き仲介売却ではなく「即時買取」がおすすめです。
不動産買取については下記の記事でご紹介しているので、ぜひご覧くださいね。
【初心者必見】中古住宅買取って?流れや仲介との違いを解説します!
中古住宅の買取相場は仲介の70%?築年数と市場価格の関係や高く売るコツを解説します!




⑤近隣に知られず売却することも可能


買取保証付き仲介売却では、近所に知られたくない方は広告なしで販売活動をおこなうことも可能です。
査定についても社名の記載などがない車で訪問してくれたりもするので、周囲に売却の情報が出回ることはありません。

広告がないので買主候補からの問い合わせも減ってしまいますが、内覧の回数も減らすことができます。




3.買取保証付き仲介売却のデメリット


買取保証付き仲介売却 デメリット

①【買取になった場合】仲介の市場価値よりも低くなる


もし期間内に仲介売却できなかった場合は、不動産買取になりますよね。
不動産買取になる際には、市場価値は低くなってしまい査定額の約80%程度の価格で買い取られます
これは買い取った後の物件の修繕費を加味しているからです。


一般的に買い取った不動産をそのまま再販しても、まず買い手はつきづらい傾向にあります。
そこで不動産会社はあらかじめ再販のための修繕費や広告費のほか、利益を出すために査定額の8割の値段で買い取っています。



②全ての不動産会社が対応しているわけではない


所有している不動産の条件によっては、買取保証付き仲介売却が利用できない場合があります


買取保証付き仲介売却の対象外になるような物件とは、立地が悪い物件や周辺に人が極端に少ない地域にある場合などです。
ほかにも営業エリアでなかったり、面積や築年数といった条件も影響してきます。


さらに注意が必要なのが「戸建ての買取をしている業者は多くはない」ということです。
値付けが難しかったり、買取後の近隣トラブルや建物自体のトラブルを避けるため戸建ての買取をおこなわない業者は実は少なくありません。


不動産会社は不動産を買い取った後、修繕などをおこない賃貸に使う、もしくは再販して利益を得ます。
したがって利益を出すのが極端に難しいような条件の物件などは、買取保証付き仲介売却の対象外であることが多いです。


しかしこの買取保証付き仲介売却の対象については、不動産会社によって基準が様々です。
もし対象外になってしまっても他の不動産会社では対応してくれることがあるので、複数の不動産会社に相談してみましょう。



③途中で不動産会社を変えることができない


買取保証付き仲介売却でも、通常の仲介売却時と同じく媒介契約を結びます。
一定の期間後に買い取ることを約束していることから、選択できる媒介契約としては「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」の2種類であることがほとんどです。


前述したように契約期間については1か月~3か月程度で、最も多いのが2か月程度です。
もしこの期間内に良い条件を提示してくれる不動産会社があったとしても、契約することはできません。
なぜなら専任媒介契約や専属専任媒介契約では、一社としか契約できないためです。

途中の契約解除は、販売活動にかかった費用を違約金として請求される恐れもあります。
依頼する不動産会社は慎重に選びましょう。



④売却活動を熱心に行ってくれないことがある


不動産会社からすれば一番利益が出るのは仲介売却ではなく、不動産買取で安く物件を買い取ることです。
そのことから悪質な不動産会社だと、熱心に販売活動をおこなわず不動産買取に持ち込もうとすることもあります


買取保証付き仲介売却で結ぶ媒介契約は、基本的に専任媒介契約か専属専任媒介契約です。
この2つの媒介契約には2週間に1回以上、もしくは1週間に1回以上の報告義務があります。
不動産会社定期的な報告をしっかり確認して、きちんと販売活動をおこなってもらいましょう。


ほかにも広告内容に対して不安を感じたら些細なことでも担当者に相談しましょう。
例えば写真や文言などから売り出そうという意欲が見えない場合は、その不備を指摘して改善してもらいます。


また買取保証付き仲介売却を依頼する際も、自分の所有する物件の相場の確認は必要です。
安すぎる査定価格を提示してくる不動産会社をリストから排除し、適正価格を算出してくれる不動産会社を選ぶようにしましょう




4.買取保証付き仲介売却の注意点


買取保証付き仲介売却 注意点

複数の不動産会社に査定依頼をする


買取保証付き仲介売却を依頼する際は、複数の不動産会社に査定依頼をしましょう
一社だけとのやり取りは適正価格が判断しづらく、もっと高値で売れたのに売り損になったというケースも珍しくありません。


特に買取保証付き仲介売却では、売却価格は相場より下回ります。
したがって安く買い叩かれないためにも相場を把握し、複数の業者と価格やサービスを比較しましょう
自分の求めているサービスの有無や、より高値で査定額を提示してきた業者に絞り込んで依頼するのがおすすめです。



大手不動産会社だから安心ではない


「大手の不動産会社だから安心」という考えはできるだけ持たないようにしましょう。
大手・地元問わずさまざまな不動産会社に査定依頼をするのがおすすめです。


というのも、大手は全国に展開しているため集客力については地域密着型の不動産会社より勝ります。
しかしインターネットが普及したことやコロナ禍の影響で、今ではインターネットで物件探しをされる方も多く、インターネットでの集客率は大手・地元でほとんど差はありません


さらに地元密着型の不動産会社は大手と比べて顧客に対する対応が手厚く、信頼関係で仕事をしてくれることが多いです
担当地域のことを熟知していることから売り込む力が高く、見込み客を抱えていることも。


実績の多さも重要ではありますが、実績が少なくても満足度の高いレビューのある業者はおすすめ。
ほかにも買取保証付き仲介売却は営業マンとの相性も非常に重要です。


「初心者でも分かるような説明をしてくれるか」
「些細な疑問に対しても親切に答えてくれるか」
「連絡はつきにくくないか」

自分の不動産と相性がよく、そういった対応がしっかりしていて親身になってくれる営業マンを選びましょう。



不動産会社によって買取金額と利用条件が異なる


業者が注目するポイントによって査定額、果ては買取金額まで異なってきます。
さらに前述したように買取保証付き仲介売却は、業者によっては戸建ての買取をおこなっていなかったり利用できる条件が異なります。


不動産会社によって物件種別の得手、不得手もあるので、自分の不動産を担当するのが得意そうな業者を選ぶことも重要です
買取金額や利用条件についても業者によってまちまちなので、よく比較して納得のいく業者を選びましょう。


特に買い替えが決まっている場合、新居購入の手続きをお願いしている不動産会社にそのまま売却も依頼することが多いです。
買取保証付き仲介売却の場合は、前述のように安く買い叩こうとする不動産会社も少なくありません。


もし「購入手続きをお願いしてしまっているし、他にお願いするのはなんだか気まずい」と感じられているようなら、その必要はありません。
ほかにも「他の不動産会社に任せるよりは多少安くても同じ会社で…」というのも非常に損です。
少しでも高く旧居を売却するために、購入手続きを依頼している不動産会社以外にも査定を依頼し、比較してみましょう。




5.買取保証付き仲介売却におすすめの人は?


買取保証付き仲介売却 おすすめ
買取保証付き仲介売却におすすめの人は以下の通りです。

・多少安くなっても確実に不動産を売りたい人
・相続により財産分与したい人
・離婚や転勤などで売却の時間が限られている人
・即時買取はしたくないができれば早く売りたい人
・新しい家に引っ越す日が決まっていてそれまでに売却したい人
・愛着のある家を売れ残り物件にしたくない人
・買取は最終手段として選びたい人
・パートナーと買取or仲介で意見が分かれている人

上記のような売却に期限のある方や、ある程度高い金額の売却希望ではあるが確実性を重視する方におすすめの方法です。
買取保証付き仲介売却は仲介と買取のメリットを兼ね備えた売却方法です。


気になった方はぜひブルーホームへお問い合わせください!
実績多数、不動産業界20年以上の豊富な経験を持つスタッフが売主様目線に寄り添った提案をいたします。



6.買取保証付き仲介売却なら「ブルーホーム」へ!


買取保証付き仲介売却 ブルーホーム
今回の記事では買取保証付き仲介売却のメリットやデメリット、注意点のほかおすすめの人について解説しました。

ブルーホームは、住吉区を中心に不動産売買をサポートしている地域密着型の不動産会社です。
ほかにも、住之江区・東住吉区・堺市北区・堺市堺区についてもお任せください!


「親身な」・「親しみ易い」・「怖くない」不動産屋さんとして、
売却はもちろん買取、賃貸など住吉区での不動産について幅広くお力添えいたします。


不動産売却は大きな金額が動く分、失敗したくないものです。


「プロに相談して着実に進めたい」
「親身に寄り添ってくれる業者を探している」
「地域のことを知り尽くしている業者に頼みたい」
「買取保証付き仲介売却について話を聞きたい」


という方はぜひ、ブルーホームにお問い合わせください。



お問い合わせフォームはこちら


❁.。.:*:.。.✽.。.:*:.。.❁.。.:*:.。.✽.。.:*:.。.❁.。.❁.。.:*:.。.✽.。.:*:.。.❁.。.:*:.。.✽.。.:*:.。.❁.。.


弊社Instagramではお役立ち情報や物件情報、スタッフの日常投稿を更新しております✨
ぜひ下記のバナーをクリックしてフォロー&チェックしてください!

📣スタッフ投稿📣
インスタバナー 総合アカウント


🏠物件情報🏠
※毎週「月水金」更新中!
インスタバナー 物件情報用


📚お役立ち情報&成約情報📚
※毎週「月金」更新中!
インスタバナー お役立ち情報用


この記事を書いた人

ブルーホーム 住吉営業センター

ブルーホーム 住吉営業センターです。
私たち「ブルーホーム」はどの不動産屋さんよりも
「親身な」「怖くない」不動産屋さんを目指しています。
不動産のことでお困りごとがありましたら、
ぜひお気軽に「ブルーホーム」にご相談下さい♪