最近増えてきた「鉄骨造」って何?メリット、デメリットについて解説します!

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鉄骨造 メリット デメリット

マイホーム探しで戸建てやマンションを探すとき、「鉄骨造」という記載を目にしたことがある方は多いでしょう。

日本では約半数の方が戸建てに住んでおり、今までは木造が主流でしたが近年では鉄骨造の戸建ても増えてきています。
そして現在では、戸建ての木造と鉄骨造の割合はほとんど変わりません。


そこで今回は鉄骨造の住戸のメリットやデメリットについて解説します。
ぜひ最後までご覧くださいね!



1.鉄骨住宅とは?


鉄骨造 とは
鉄骨造とは、建物の柱や梁など主要部分の構造材に鉄骨を使用している建築方式のことを指します。
従来の日本は、木材が豊かであったことからそれを利用した木造の建物が主流でした。
しかし、冒頭でも述べたように近年では鉄骨造の建物が増加傾向です。

実は木造ではない鉄骨などの建物は1978年では2割以下でしたが、2008年には非木造の建物の割合は4割にも上りました。
参考:「平成20年住宅・土地統計調査の解説

ちなみに鉄骨住宅には、「軽量鉄骨造」と「重量鉄骨造」の2種類があります。


軽量鉄骨造と重量鉄骨造の違い


軽量鉄骨造と重量鉄骨造は、鋼材の厚みによって分けられます。
軽量鉄骨造で使われる鋼材の厚みは6mm未満、一方で6mm以上ある場合は重量鉄骨造の構造材です。

重量鉄骨造の方が軽量鉄骨造よりも強度が高いため、3階以上のマンションなどに適用されています。
一方で、2階程度の低層の建物であれば、軽量鉄骨造が適用されていることが多いです。
例えば、戸建てや小規模の店舗などで鉄骨造という表記があれば、それらのほとんどに軽量鉄骨造が用いられています。

ちなみに軽量鉄骨造では「プレハブ工法」という工法が用いられています。
プレハブ工法とは、工場で生産した鉄骨を組み立てる工法のことで、材料の大量確保が比較的簡単なほか、現場で作業がおこないやすいというメリットがあります。
また、重量鉄骨造よりもローコストで施工できることから、ハウスメーカーに採用されることの多い工法です。

一方の重量鉄骨造は、軽量鉄骨造よりも耐震性や耐久性に優れています。
しかし軽量鉄骨造よりも鋼材が厚いことから重量が重く、安定した地盤でなければ建設できないため地盤改良や追加工事が必要になることも。
ほかにも、軽量鉄骨造よりも素材が高価で、坪単価が高く建築コストが高いというデメリットもあります。


2.鉄骨造のメリット


鉄骨造 メリット

高い耐震性や耐久性


木造と比較すると、重量鉄骨造と軽量鉄骨造のどちらにもいえることとして、高い耐震性と耐久性が挙げられます。
また、軽量鉄骨造よりも重量鉄骨造の方がより優れており、両者ともに木造よりも建物倒壊の危険性が低いです。

さらに耐久性が高いことから、軽量鉄骨造と重量鉄骨造は木造よりも、より自由度が高く広々とした空間を作ることが可能です。
しかし軽量鉄骨造の方が、重量鉄骨造よりも間取りの自由度は少し下がります。
例えば建物内に吹き抜けを作ったり、複数台停められるようなビルドインガレージを作るのに適しているのが重量鉄骨造です。

ちなみに軽量鉄骨造では頻繁に「ブレース構造」という建築の方法が用いられます。
重量鉄骨造の鋼材よりも厚みが薄いことから、その強度を補うために柱と梁だけでなく筋交いも使用します。

一方の重量鉄骨造で適用される方法が「ラーメン構造」です。
筋交いが必要な軽量鉄骨造と違って、重量鉄骨造では筋交いが必要ないため柱の間隔を広く確保することができます。
このような違いから、重量鉄骨造の方がより開放的な空間を作るのに適しています。


害虫被害の軽減ができる


木造の建物であれば、まず注意を払わなければならないのが害虫問題、その中でも特にシロアリです。
シロアリは湿った木材を好み、シロアリ被害に遭えばその部分の修繕を余儀なくされます。
特に日当たりの悪い場所や、風通しの悪い部分の木材に発生しやすいのが特徴です。

しかし軽量鉄骨造や重量鉄骨造は、構造材が金属のためシロアリ被害の心配はありません。
ただし、建物によっては全てが鉄骨で作られておらず、一部に木材を使用していることがあります。
そのような場合は、木材の部分にシロアリが発生することがあるので、しっかりとメンテナンスをおこないましょう。


一定の品質で安定している


鉄骨造に使用される鋼材は、全て工場で一律に処理されて生産されているため、品質が安定しているという点がメリット。
そして工場である程度組み立ても完了していて、現場で組み合わせるだけということがほとんどで、作業もおこないやすいことが特徴です。

一方の木造は、職人による木の切り出し方や木材の種類のほかにも、施工会社によって品質にバラつきがあり不安定なところがあります。



木造住宅よりも火災保険が安い傾向にある


建物の構造の種類には「M構造(マンション構造)」「T構造(耐火構造)」「H構造(非耐火構造)」の3種類があります。
建物の例としては以下の通りで、木造はH構造、鉄骨造はT構造にあたることが多いです。

・M構造
…鉄筋コンクリートマンションやれんが造や石造の住宅など

・T構造
…鉄筋コンクリートマンションやれんが造や石造の住宅、鉄骨造や耐火建築物(共同住宅を除く)

・H構造
…M構造・T構造に当てはまらないもの。木造など。
※ただし木造の建物でも省令準耐火建物に当てはまる場合はT構造とされることもあります。


そしてこれらの3種類の構造で、火災保険調はM構造<T構造<H構造、というようにH構造である非耐火構造が最も火災保険料が高いことが多いです。
木造でも省令準耐火建物であればT構造に分類されることもありますが、ほとんどの木造の住戸がH構造にあたります。

ちなみに火災保険料は、建物の構造材の種類のほかにも、どういう住宅に住んでいるか(戸建てもしくは共同住宅など)、火事や自然災害に対するリスクの大きさ、補償内容など様々な要素をもとに決定されます。

なお、火災や自然災害に対するリスクが小さいほど、火災保険料は安くなります。
したがって木造よりも鉄骨造の方が火災保険が安くなる傾向にあるのです。


耐用年数が長い


建物には、耐用年数というものが定められています。
耐用年数とは、法的に建物が使用できる期間を定めたもので、構造材の種類によって年数が異なります。

例えば鉄骨造であれば、軽量鉄骨造は19年もしくは27年、重量鉄骨造が34年です。
軽量鉄骨造については鋼材の厚みが3mm以下であれば19年、3〜4mm以下であれば27年となります。

基本的に鉄骨造は頑丈で劣化がゆるやかなため、耐用年数は木造の22年よりも長く設定されています。
これは言い換えれば資産価値が下がりづらいため、資産としての寿命が長いとも取れます。

しかし裏を返せば毎年支払う固定資産税はなかなか安くならないので、老後の経済負担になるかもしれません。




3.鉄骨造のデメリット


鉄骨造 デメリット

建築コストが高くなる傾向がある


鉄骨造は総じて木造よりも高い建築コストとなることが多いです。
その理由の一つとして木材よりも鋼材の方が材料費が高いということが挙げられます。
また、工場で生産される際の加工などもあいまって、木造よりも建築コストがかかります。

くわえて先述の通り、木材よりも鉄骨の方が重いことから、鉄骨造の種類や地盤の状況によっては追加工事や地盤改良が必要な場合も。


耐火性が低い


「木造は燃えやすそうだけど、鉄骨造は鉄でできているから燃えづらいんじゃない?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし鋼材は熱に対する耐性は低く、火の熱で強度が弱まってしまい変形してしまいます。

そして実は木造は燃えきるのに時間がかかるため、火災時でも構造材の内部まで火が回らず倒壊せずに済むということが十分に起こり得るのです。
家を建てる場合は耐火被覆などの処理をすると安心ですね。

木造の建物については以下の記事で解説していますので、ぜひご参考くださいね。
木造=実は火に強いって本当?木造建築のメリット、デメリットを解説します!


通気性や断熱性が低い


木造であれば通気性があり調湿効果が高いですが、鉄骨は通気性が低いです。
調湿効果がなく通気性も低いことから結露ができやすいため、注文住宅などで家を建てる場合は防錆処理をしておきましょう。

身近なもので例えると、木のお茶碗に熱いお湯を注いでも器は熱くなりづらいです。
しかし鉄製のお茶碗に熱いお湯を注いだ場合には、鉄は熱伝導率が高いため比較的早く器が熱くなりますよね。

その理論と同じく、熱伝導率が高く外気の気温に室内環境が左右されやすいことに加えて、通気性の低さから夏は暑さがこもりやすく冬は寒くなりやすいです。
したがって木造の建物のような自動調節がないため、暑さや寒さの対策は冷暖房に頼ることになり、毎月の電気代やガス代が高くなるかもしれません。

ちなみに中古で購入したものの断熱性に難を感じる場合は、断熱リフォームも可能ですので是非ご検討くださいね。


防音性が低い


一般的に鉄骨造は木造と同じように防音性が低いというデメリットがあります。
したがって、周囲の生活騒音などが聞こえてきたり、自分たちの生活している音が隣室に聞こえる可能性があります。
これについては、追加で遮音材を購入したり窓などを二重にすることで対策が可能です。

また、間取りや家具の配置などでも防音性は高められます。
例えば遮音性が高いカーテンであったり、毛足の長いラグやカーペットは足音が響くのを軽減できます。
ほかにも防音性の高いタイルカーペットを長く過ごす部屋に設置したり、様々な工夫が可能なので是非試してみてくださいね。



リフォームが難しい場合がある


軽量鉄骨造の場合は、柱と梁、筋交いを使ったブレース構造という工法が多く採用されています。
しかし筋交いがない部分については間取りを大きく変更することは可能ですが、筋交いがある部分については間取りの変更に制限がかかってしまいます。

しかし重量鉄骨造であれば柱や梁が頑丈なうえに、ラーメン構造であれば筋交いがないため軽量鉄骨造よりもリフォームしやすいです。



4.不動産購入はブルーホームまで!


鉄骨造 ブルーホーム
今回は鉄骨造の建物について、メリットとデメリットに焦点を当てて解説しました!

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この記事を書いた人

ブルーホーム 住吉営業センター

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