不動産売却は「内見」で決まる！？当日の流れや内見準備のチェックポイントを解説！

お役立ちコンテンツ 2024.04.19

不動産売却では、不動産を市場に売り出したあと購入希望者を募り、物件の購入に前向きな希望者が内見を申し込みます。

内見とは、売り出している家や土地などの不動産を、購入検討者が実際に現地に見学しに来ることです。
売り出している不動産の価格や条件などを良いと思った方が、購入検討者として見学に来るため、内見は非常に重要。
人への第一印象は3秒で決まり、印象のうち見た目が55%を占めるように、不動産もやはり第一印象がその後の命運を決めると言っても過言ではありません。
せっかく希望条件に適う希望者が現れたのですから、購買意欲を後押しできるような第一印象を持ってほしいですよね。

そこで今回は内見の当日の流れだけでなく、内見準備のチェックポイントも解説します！
ぜひ最後までご覧くださいね。

１．内見希望の入る頻度や曜日
1. 内見希望が入る頻度
2. 内見希望が入ることが多い曜日
２．内見の事前準備
1. ハウスクリーニングを検討する
2. ホームステージングを検討する
３．不動産売却時の内見の流れ
４．内見時のチェックポイント
５．内見時の注意点
６．不動産売却ならブルーホームまで！

１．内見希望の入る頻度や曜日

内見希望が入る頻度

売り出し価格が適切であれば広告活動を始めることで、早ければ最初の週から不動産の内見希望が申し込まれることがあります。
遅くても不動産を売り出してから1か月以内には、内見の問い合わせをもらうことがほとんどでしょう。
一般的には、月に2件～5件ほどの内見が入ります。

また、戸建てであれば4回～10回程度、一方でマンションであれば5回～10回程度の内見で成約することが多いです。
しかし内見が10回を超えても成約しない場合は、不動産や条件などに何らかの問題があるかもしれません。

内見希望が入ることが多い曜日

内見希望が入る曜日としては、やはり土曜日と日曜日、そして祝日が最も多いでしょう。

事前に内見の予約が入ることが一般的ではありますが、中には当日に急に内見希望の問い合わせがくることもあります。
内見にくる購入検討者は成約への有力候補ではありますが、プライベートに無理のない程度に対応しましょう。

また、日当たりを気にする方が多いため、時間帯としては日中に内見希望が集中することがほとんど。
しかし土日祝日の日中は外出の予定が入ることもありますよね。
内見は必ずしも売主が同席しなくてはならないものでもないので、日程調整が難しければ不動産会社に案内を任せても良いですよ。

内見の事前準備としては以下のような事が挙げられます。

・不用品は処分しておく
・購入検討者にぜひ説明したいということがあれば担当者に事前に伝えておく
・ペットと暮らしている場合は、内見中はケージに入れるか外に連れ出しておく
・スリッパを用意しておく

不用品が部屋にあると散らかって見え、せっかく掃除などをしていても清潔感を損なう可能性があるので、できるだけ事前に処分しておきましょう。
処分が難しい場合は、どこか1か所にまとめておくことで部屋が整頓されて見えますよ。

ほかにも内見中にペットが室内にいた場合、購入検討者が苦手であったりアレルギーがあると内見に集中できなかったり、良い印象を受けない可能性もあります。
したがって短時間の内見であれば家族が外に連れ出すか、一日に複数件の内見がある場合は親戚の家に預けたりペットホテルを利用することも検討してみてくださいね。

また、スリッパについては不動産会社の担当者が用意していることが多いですが、なかった時に備えて念のため用意しておくと安心です。

ほかにも、ハウスクリーニングやホームステージングをおこなうという選択肢もあります。

ハウスクリーニングを検討する

不動産売却においてハウスクリーニングは必須ではありません。
しかしハウスクリーニングをすることによって、物件が成約しやすくなることがあります。

というのも、室内を綺麗に清掃して清潔感が増すことで写真写りなどが良くなり、購入検討者がより増える可能性があるからです。
購入検討者が増えるとそれだけ検討者同士の競争心が生まれて、早期売却ができるかもしれませんが、売却価格が大きく変わるということはありません。

また、購入検討者がハウスクリーニングをする必要がなくなるので、その分の値引き交渉などが少なくなるでしょう。

ハウスクリーニングの相場は、部屋数や広さによって異なりますが、おおよそ約3万円～5万円程度です。
ちなみに、内見の際に重要なポイントである「水回り」のみのクリーニングだと、約7000円～2万円前後でおこなえます。
もしハウスクリーニングを検討している場合は、依頼している不動産会社の担当者としっかり相談して決めましょう。

ホームステージングを検討する

ホームステージングとは、売り出し中の物件で家具や照明、小物などを室内に設置しモデルルームのように演出することです。
最近では不動産の中古市場が活発になったことが後押しして、ホームステージングの認知度は徐々に高まっており、依頼される方は増加傾向にあります。

ホームステージングをおこなって室内写真を撮り広告に掲載することで、部屋の印象がよくなり一般的な部屋よりも成約率は高くなります。
また内見時にもホームステージングをしていることで、第一印象が良くなることは間違いないでしょう。

相場としては数万円～数十万円と幅広いため、ホームステージングを検討している場合は、予算も含めて不動産会社に相談してみましょう。

①購入検討者の訪問

内見当日は、不動産会社の担当者が購入検討者を連れ添って物件に訪問してきます。
物件の説明などは担当者がおこない、お茶出しをする必要はありません。

ちなみに当日案内する担当者については、自分が依頼している不動産会社の担当者、もしくは購入検討者が物件探しのために依頼している不動産会社の担当者であることも。

②担当者が物件を案内

内見の際は基本的に担当者が物件を案内します。
見学者は扉の開け閉めや収納内部の確認や、物件内の写真を撮ったりするのであらかじめ部屋の中は掃除などしておきましょう。

③見学者からの質問等

購入検討者が一通り物件内を見学したあとは、不動産会社の担当者から補足説明などをおこないます。
また、物件に居住中の場合は基本的に売主は同席することが多いので、同席の場合はこの時点で質問などされるかもしれません。
物件を見学する時間としては、おおよそ15分～30分程度で、長くても1時間を超えることはほとんどないでしょう。

④内見の結果連絡

内見が終わると通常1週間程度で、売却を依頼している不動産会社の担当者から、内見の結果が連絡されます。

購入検討者が物件の購入する場合は、内見の翌日から数日以内、遅くても翌週末までには連絡が来るでしょう。
しかしその一方で、内見後一週間くらい経過しても連絡がなかったり、検討中という連絡のまま進捗がなければ望み薄と考えて良いです。

購入連絡が来た際には購入検討者から「買付証明書」という、希望する購入価格や条件などを記した書類が担当者に送付されます。
購入検討者が希望している購入価格や条件などに納得すれば売買契約の手続きに進み、お互いの希望条件が合わなければ、購入検討者の不動産会社との交渉になります。
通常の不動産売買では、不動産売買契約を締結してから約1か月程度で物件を引き渡します。

内見時に最も優先して掃除すべきなのが、浴室やキッチン、トイレなどの水回りです。
その次に優先すべきなのが玄関やバルコニー、庭、リビングで、収納なども見られることが多いので整理整頓しておくと安心ですよ。
それぞれ注意点をご紹介します！

浴室やトイレ、キッチン

浴室やトイレ、キッチンは購入検討者が最も厳しく意識してチェックする部分で、清潔感が重要です。
黒カビや赤カビはもちろん、水垢などは極力綺麗に掃除しておくと安心です。
時間が取れない、汚れが取りきれないとお悩みの場合は、クリーニング業者に依頼することも考えてみてくださいね。

トイレは特に臭いがこもりやすいので、しっかりと空気の入れ替えをおこない、芳香剤などで清潔感を醸しましょう。

キッチンについてはシンクの清潔感も大事なので、上記の汚れのほかにも食器が置いてある場合は洗って食器棚に収納しておきましょう。
フライパンやおたまなどのキッチン用品、置きっぱなしの調味料などを元の位置に戻しておくのも忘れずに。

玄関・リビング・バルコニー

【玄関】
内見の際にまず一番最初に訪れる場所が玄関で、お家の顔でもあります。
第一印象を与える重要な部分なので、すっきり清潔感のあるように見せることがポイントです。

靴は全て靴箱に収納して広く見せるようにして、ほこりや砂などは掃き出しておきましょう。
余裕があれば水拭きをおこなうとより綺麗に見えますよ。

【リビング】
リビングは家族が集まって団らんする生活スペースで、購入検討者も特に重要視するポイントです。
不要なものは片づけて、居心地良く感じるような空間になるようにしましょう。
窓や手すりなどがある場合も、手垢などをふき取っておくのがおすすめです。

【バルコニー】
バルコニーは内見準備の中でも「あまり見ないだろう」と油断しがちな部分です。
しかし日当たりや眺望、風通しなどを確認するために購入検討者がチェックする場所でもあるので、掃除は忘れずにおこないましょう。

特に床や窓は雨風にさらされるので、ほこりや雨の汚れがつきがち。
床の掃き掃除はもちろんですが、窓の部分を水拭きしておくとバルコニーが一段と綺麗に見えますよ。
また、結露を放置することによってパッキンの部分に黒カビが発生することもあるので、隅々まで気を配りましょう。

収納部分

内見時に収納部分を無断で見られることはあまりなく、念のため開けていいかなどの確認があることがほとんどです。
しかし確認がない場合もあるので、整理整頓しておくと安心ですよ。

各部屋のチェックポイント

各部屋のチェックポイントとしては大まかに2つで、照明器具に故障はないか、空調設備は正しく作動するかです。

内見時、寒い部屋や暑い部屋だとじっくり部屋の中を確認するのは難しいですよね。
また、居心地のよい空間は良い印象だけでなく、今後の生活イメージのしやすさにも繋がり、より購入意欲が促進されるでしょう。
したがって、明るい印象を持ってもらうためにも昼間でも照明は付けておき、居心地よく過ごしてもらうためにも空調は付けておくのがおすすめですよ。

ちなみに部屋は過ごしていると気づきにくいですが、意外に自分では気づかない生活臭などがこもっていることがあるので、内見前は窓を開けて空気の入れ替えをおこないましょう。
柔らかい香りの芳香剤を置くことで、より清潔感のある空間にすることができます。

また、造花を置くと視覚的に爽やかな印象や穏やかな気持ちになってもらえますよ。

清潔な服装や明るい表情を心がける

購入検討者の中には、不動産自体の条件も重要視しているものの、どういった人から購入するのかということを大事にしている方もいらっしゃいます。

したがってスーツのような堅い服装である必要はありませんが、清潔感のある髪型や服装、明るい表情を心がけるようにしましょう。
服装のイメージとしてはオフィスカジュアル程度の清潔感が良いですよ。

積極的なアピールは控える

一般的に購入検討者に物件をぜひ購入してもらいたい、と思われる売主の方がほとんどです。
しかし、だからといって見学者について回って説明するなど、積極的にアピールしすぎるとかえってマイナスなイメージを与えてしまうこともあります。

内見の際は簡単に家の説明をしたあと、「基本的に聞かれたら答える」というスタンスを徹底するようにしましょう。
物件のアピールポイントはあらかじめ担当者に伝えておくと安心ですよ。

不確実なことを買主に直接伝えない

内見の際に流れで「この家具がよい」「この設備は置いておいてほしい」など、購入検討者から要望を伝えられることもあります。
しかし、設備や家具などの受け渡しを口約束で取り付けるのは、後々言ったか言っていないかと揉めてしまうので、必ず控えましょう。

このような交渉をする際は、必ず書面でおこなうことでトラブルを減らすことができますよ。

聞かれたことに誠実に答える

早く売却したいがために、物件の良いところばかり伝えて、悪いところを隠してしまうということは必ず避けましょう。
物件の瑕疵や購入検討者から聞かれたことには、事実を隠さず真摯に全て伝えることが何よりも重要です。

例えば特定の部分の床がきしむ、窓を開けると大きな音が鳴る、建て付けの悪い部分があるなどです。
内見の時点で隠しても、契約が進んだときに発覚してせっかくの契約が解除になってしまうことも考えられます。
ほかにも、売却後に判明した場合は契約不適合責任に問われる可能性もあり、損害賠償にまでなることも。

あとから判明するよりは、内見の際に伝えた方が購入検討者としてもずっと印象が良いものになるのは違いありません。
したがって、聞かれたことに誠実に答えるということを徹底してくださいね。

物件に瑕疵がある場合は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。
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